Ｑ＆Ａ：「インセプション」の謎・疑問を徹底追究！：映画「インセプション[INCEPTION]」徹底解説サイト

Ａ．ミッションの邪魔をするモルは、コブの潜在意識が投影しているものです。　つまり、モルの行動はコブの深い部分の心理が反映されているのです。　コブはモルの死に深い罪悪感を感じて、贖罪の日々を過ごしているような状態です。　おそらく心のどこかに、こういう酷いことをされても仕方がない、といった考えがあるのでしょう。　詳しくはモルとの過去を徹底解説！を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．コブはプロ失格！？

Ａ．自分の潜在意識に問題があり、ミッション中にもモルの投影を抑えきれない事を知りながら、仲間を危険にさらし、ミッションの成功確率を低くしているコブはプロ失格では？　という意見があるが、まったくその通りである。　しかし、恐らく彼はそんなことは先刻承知であると思われる。　プロ云々よりも、コブはただ、この最後のミッションさえ何とかこなし、家に帰れればそれでいいのである。　仲間が危険であろうが何であろうが、成功させたらOKと認識しているものと思われる。　ある意味、彼はミッション開始時には少し破綻しかけているといえる。　>>戻る

Ｑ．トーテムってナニ？

Ａ．かつてモルが考案した、今いる場所が夢が現実かを見分けるお守りのような道具のことです。　モルのトーテムはコマで、夢の中で回すと、止まることなくずっと回り続けるという特徴をもっていました。　モルの死後はコブが引き継いでいます。　詳しくはルールを徹底解説！［トーテム］を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．インセプションの音楽に隠された秘密があるってホント？

Ａ．ミッション中、キックのタイミング合わせで使われる音楽は、エディット・ピアフの名曲『水に流して（私は後悔しない）』です。　このエディット・ピアフの曲をスロー再生した音から生まれたのが、インセプションのオープニング等で使用されている重厚な音楽「ハーフ・リメンバード・ドリーム」なのです。　参考：http://www.youtube.com/watch?v=UVkQ0C4qDvM >>戻る

Ｑ．夢の中では時間の長さが20倍なら、音楽も20分の1で聞こえるのでは？

Ａ．その通りだと思います。　ちなみに１つ上のＱＡは、（ノーラン監督の？）そういう発想で仕込まれたネタだと推測しています。 >>戻る

■第1階層での謎・疑問

Ｑ．第1階層は誰の夢？

Ａ．調合師ユスフが第1階層のドリーマーです。　彼はドリームマシンで夢に入る直前までシャンパンを飲んでおり、尿意を持っていたためか、街は本降りの雨模様でした。　詳しくはミッションを徹底解説！［第1階層］を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．街中を列車が走っていたのはナゼ？

Ａ．あの列車は、かつてコブとモルが虚無を出るために自殺したものと同じ列車だと思われます。　コブはモルの死の影響から、アリアドネの指摘にもあるように潜在意識に問題を抱えています。　最近ではモルが出現して仕事の邪魔をするなど、事態は酷い方へと進んでいるようです。　あの列車もコブの潜在意識からあふれるように投影されたものだと思われます。　>>戻る

Ｑ．突然武装集団に襲われたのはナゼ？

Ａ．ロバートが現実世界でエクストラクションに対する防衛策を学んでいた為、ロバートが危機に陥ったタイミングで潜在意識が投影する「ロバート防衛軍」ともいえる武装集団が彼を助けに来たのです。　詳しくは【突然の銃撃】- ストーリーを徹底解説！を参考にしてください。　>>戻る

Ｑ．ロバートに金庫の番号を聞いたのはナゼ？

Ａ．この時点では金庫の番号に大した意味はありません。　「金庫」の存在、「金庫の中の遺言」の存在、「遺言の内容（概要）」をロバートに意識させる方が優先事項です。　ただし、金庫の番号は、最終的に父親の金庫を開ける時の番号として使われるほか、ホテルの部屋番号など、重要な要素として使用しいます。　要はロバートの口から出る番号が欲しかっただけだと思います。　>>戻る

Ｑ．金庫の番号「528491」って何か意味があるの？

Ａ．モーリス・フィッシャーの生年月日を裏返すか、並べ替えている可能性は高い。　何しろ正解は知らないとはいえ、父親の金庫の番号（6桁）を聞かれているのだ。　ロバートが何の根拠も無い当てずっぽうであるはずは無く、父親の誕生日に関連させて答えたと考えても不自然ではない。　ちなみにモーリス役のピート・ポスルスウェイトの生年月日は1945年2月7日。　件の数字は、この翌日の日付を少し入れ替えて裏返したものだ、という説もある。　モーリスと、それを演じる役者の生年月日が1日違いでも、おかしくはない。　>>戻る

Ｑ．ロバートと一緒に捕まっていたピーター・ブラウニングは何者？

Ａ．偽装士イームスが変装した姿です。　ブラウニングはロバートの父のモーリスの片腕で、ある意味ロバートよりよく父のことを知っている人物です。　ブラウニングも一緒に拉致されて、次のステージではブラウニングの夢にロバートも入り込む、と思わせることにより、最終ターゲットである病室の父が自分が都合よく考えた父、ではなくブラウニングが知るモーリス、に会わせる事になります。　そうする事でインセプションもより強いものになるのだと思われます。　>>戻る

Ｑ．橋から落ちるキック方法は最初からの計画なの？

Ａ．あれほど高い橋からバンごと落下するというのは、かなりの危険を伴っているので、銃撃に追い詰められたユスフが、イチかバチかのアドリブで敢行したキックかと思われがちですが、計画されていたようです。　その根拠は第2階層でアーサーがキックのタイミングについて、「バンの落下中は無重力状態になるから･･･」という発言をしていたのと、第3階層のコブが「次のチャンスは着水のときだ」と発言をしていたことです。　>>戻る

■第2階層での謎・疑問

Ｑ．第2階層は誰の夢？

Ａ．アーサーが第2階層のドリーマーです。　よってアーサーは第3階層へは降りず、ホテル内で眠っているメンバーの護衛兼、キック役として残ります。　詳しくはミッションを徹底解説！［第2階層］を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．ロバートがいきなりブロンド美人と話していたのはナゼ？

Ａ．ロバートがエクストラクションの防衛策を知っているなど、多少夢について知っていたので、第2階層に連れて行ったときの違和感で、すぐに「ここが夢だ」と気付くのを防ぐため、第2階層の開始と同時に美女と会話の途中というシチュエーションにして、ロバートの気を美女にそらすためです。　>>戻る

Ｑ．ミスター・チャールズってナニ？

Ａ．ターゲットに、敢えて「ここが夢だ」と教える作戦です。　今回の場合、ロバートが夢について知識があることを利用して、ロバートの防衛軍を悪者にし、自分達をロバートの防衛軍に仕立て上げ、立場を逆転しました。　詳しくはここは夢だと明かす作戦（Mr.チャールズ）を参考にしてください。　>>戻る

Ｑ．ホテルにいるピーター・ブラウニングって何者？

Ａ．ロバートの潜在意識の投影です。　ロバートがピーターの事を気にしているから投影されます。　詳しくは投影されたブラウニングを参考にしてください。　>>戻る

Ｑ．ホテル内で襲ってくる人たちは何者？

Ａ．第1階層の武装集団と同じく、ロバートの潜在意識が投影された防衛軍です。　>>戻る

Ｑ．ホテルがグルグル回ったり、無重力になったりしたのはナゼ？

Ａ．夢の階層構造では、1階層上で眠っている、下の階層のドリーマーの状況が、その階層に大きく影響を与えるようです。　たとえば第1階層でバンの窓ガラスが割れ、アーサーに横殴りの雨がかかると、ホテル世界の天気も大荒れの雨になります。　同じ原理で、バンがゴロゴロ横転したら、ホテルの世界もグルグル回り、バンが橋からダイブして落下中は、ホテル世界も無重力状態になってしまったのです。　>>戻る

Ｑ．ホテルのペンローズの階段は誰の設計なの？

Ａ．今回のミッションでは、基本的にその階層の構造は、設計士とドリーマーしか知らないことになっています。　よって第2階層ではアーサーとアリアドネ。　アーサーに教えてもらった階段をアリアドネが用意していたとも考えられますが、あの戦いながらの状況を考えると、そこまでアーサーが誘導したと考えるより、アーサーがその場で設計（創出）したと考えた方が自然だと思います。　しかし、正解はどちらなのかはハッキリしていません。　>>戻る

Ｑ．アーサーはなぜエレベータを爆破したの？

Ａ．バンが落下中のため、ホテルは無重力状態となり、寝ているメンバーもプカプカと浮いている状況でした。　用意していたキックは、ホテルの部屋の床を爆弾で壊して、みなで一斉に落とす、というものでしたが、無重力では体は落ちてくれません。　そこで皆をエレベータに乗せ、エレベータの箱を爆風で吹き飛ばし、その推進力（加速度）を擬似的な重力にして、皆に落下感と衝撃を与えました。　>>戻る

■第3階層での謎・疑問

Ｑ．第3階層は誰の夢？

Ａ．偽装士イームスが第3階層のドリーマーです。　よってイームスはこの階層の地理に詳しいので、単独で敵兵の排除に勤しんでいました。　詳しくはミッションを徹底解説！［第3階層］を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．第2階層が無重力になったとき、第3階層でそうならなかったのはナゼ？

Ａ．第1階層でバンが落下中は、第2階層が無重力でしたが、第2階層では無重力とはいえ、ドリーマーの体は浮いているだけで、下の層に影響を及ぼすような力を受けているわけではないので、第3階層には影響しなかったと思われます。 >>戻る

Ｑ．いきなり雪崩が起きたのはナゼ？

Ａ．バンが橋の欄干を突き破った衝撃（当初はこれをキックにしようとしていた）の影響です。　第2階層で地震のように揺れた衝撃が、第3階層にも影響したようです。　1つ下だけでなく、2つ下まで影響を及ぼした現象は、劇中では音楽がながれた件をのぞけば、これだけです。 >>戻る

Ｑ．モルはなぜロバートを撃ったの？

Ａ．モルとは言っても、その正体はコブの潜在意識の投影です。　つまりベースはコブが考えている（コブの心の中の）モルなのです。　そのモルが、ロバートを殺して虚無に落とせば、彼を追ってコブも虚無にやってくる、と考えたためです。　モルはかつてのように、またコブと虚無で暮らしたかったのです。　言い換えればコブはモルがそう考えているだろうというイメージを持っているのです。 >>戻る

Ｑ．虚無から戻ったロバートは撃たれた傷は大丈夫なの？

Ａ．確かにこれは謎です。　イームスがルール無視で物理法則に逆らった治療でもしたのでしょうか？　 >>戻る

Ｑ．要塞の爆破の目的はナニ？

Ａ．この爆破は、ロバートが死んで作戦が失敗したと言うタイミングで「爆破の準備をしよう」と後片付けでもするように発言されていました。　少なくとも、1階層下へ言っている人を起こすキックのための爆破ではないようです。　包囲を縮めてきている敵を吹き飛ばす目的か、この爆発によって第2階層へ帰ろうとしているのか。　ここで「寝ている人間を起こす」というキックの定義が揺れてしまいます。　詳しくはキックの定義（ルール）を徹底解説を参考にしてください。 >>戻る

■虚無での謎・疑問

Ｑ．そもそも虚無ってナニ？

Ａ．「形の無い夢」「潜在意識しかない場所」。　夢の階層を深く潜っていくとたどりつく場所。　強い鎮静剤などで、体が覚醒できない状態で、夢の中で死ぬと落ちる場所。　何もかもを忘れていく忘却空間。　詳しくは虚無（limbo）を徹底解説！を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．ロバートが落ちた虚無に、コブとモルの街があったのはナゼ？

Ａ．かつてコブとモルは、夢の知識を保ったまま虚無に降り、そこに世界を構築しました。　今回、その虚無に街を持つコブが、ドリームマシンでみなと潜在意識を共有しているため、ロバートやサイトーが落ちた虚無にコブの街があったのだと考えられます。　もし、虚無に落ちたことがないメンバーばかりだった場合は、何も無い空間に落ちてしまっていたことでしょう。　詳しくは虚無（limbo）を徹底解説！を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．サイトーは老人になったのにコブが若いままだったのはナゼ？

Ａ．コブはドリームマシンを使用して、虚無へ降りたため、「ここは現実ではない」という認識と夢に関する知識を保っていますが、サイトーは夢の中で死んでしまって虚無に落ちたため、忘却状態となり、虚無を現実と思い込んでしまっています。　よって、夢の中でもまっとうに年をとってしまいました。　コブは現実と夢世界の時間の差の概念を持っていたので、影響を受けなかったのだと考えられます。　詳しくは虚無（limbo）を徹底解説！を参考にしてください。 >>戻る

Ｑ．コブとサイトーはどうやって現実に帰ったの？

Ａ．虚無では死ねば、１つ上の階層に戻ることができるようです。　しかし、その前提として「ここが現実ではない」という認識を持っていることが必要なのだと考えられます。　コブは老いたサイトーと話、回り続けるコマを見せ、そしてかつてサイトーが自分に向かって言った、心を動かした言葉を口にして、サイトーに「ここは現実じゃない」という認識を取り戻させます。　サイトーはピストルを持ちますが、それで自殺した描写まではありませんでした。　コブとサイトーが戻ろうとしたとき、既に第1階層～第3階層は、メンバーの覚醒によって存在していなかったはずです。　二人は虚無と言う名の潜在意識を抜け、現実に帰還したのだと考えられます。　詳しくは虚無（limbo）を徹底解説！を参考にしてください。 >>戻る

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