【ナッシュの寝返り】- 「インセプション」のストーリーを徹底解説!:映画「インセプション[INCEPTION]」徹底解説サイト

「インセプション」のストーリーを徹底解説!
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【ナッシュの寝返り】- インセプション徹底解説

新幹線でコブ・アーサーと別れた後、ナッシュは、サイトーの手の内に落ちていた。 おそらくナッシュは、サイトーに「コブとアーサーの居場所を教える替わりに見逃して欲しい」という提案をもちかけたのではないだろうか。

サイトーの目的はコブにインセプションの依頼をすることなので、ナッシュが寝返りを見せた時点で、ナッシュは今回のメンバーとしてサイトーから見限られたであろう。 ここでコブ達を救う動き、そしてそのための機転などを見せていたら、サイトーの評価は変わり、ナッシュもメンバー入りした可能性もあったはずだ。


サイトーは裏切り者の処遇をコブに任せようと、ピストルを渡そうとするが、コブはそれを拒んだ。 ナッシュは屈強な男達によって、ビルの屋上の端っこにある非常階段へと引きずられていった。(一瞬、ビルから落とされるのか、とも見えるシーンである)

結局ナッシュの身柄は、あの後コボル社へ引き渡されることになるようだ。 「ヤツをどうする気だ」コブの言葉に、「どうもしないが、コボル社はどうかな?」とサイトーは答えている。 サイトーからのエクストラクションに失敗し、そしてその失敗の制裁を恐れての逃走中にコボル社に引き渡されるのは、彼にとって死刑宣告に等しい処遇だといえよう。 コブにも一瞬同情の表情が浮かんだように見える。 新幹線で分かれる際、コブは後は自己責任だ、と言っていた。 大人の男の自己責任とは厳しいものなのだ。


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