【新幹線内での覚醒】- インセプション徹底解説
暴動の部屋のひとつ上は、現実世界。 それは日本の新幹線の中であった。
コブ達の計画では、第2階層の城での失敗は、計画の想定内であり、最終的には第1階層で聞き出そうと考えていたものと考えられる。
アーサーの「絨毯で大失敗だ」という台詞から、それが窺われるが、そもそも第1階層で活動できる残り時間が、かなり少なかった感は否めない。
このシーンで、ドリームマシンのタイマーが、各人にセットされていて、その終了とともに目覚める描写がある。
起きる順は、ナッシュ、アーサー、コブだった。 このことから推測できるのは、少しずつ覚醒がずれているのは、マシンの機能によるものなのか、わざとにずらしているかは別として、スキルの高い人間が最後の方まで残る順序で覚醒しているのではないかと思われる。
コブが京都で途中下車をすると宣言する際「電車は苦手なんだ」という台詞があるが、もしかすると、モルとの過去(列車自殺)のトラウマのせいかもしれない。
また、サイトーが目覚めた時、彼にはすでにドリームマシンの接続がない。 マシンのタイムアップ時はみな、すぐに起きている事より、サイトーにはマシンからの点滴(?)のような物とは別の軽い麻酔のようなものが投与されていたと考えられる。
コブ、アーサー、ナッシュの他に、ナッシュに音楽を聞かせる役のバイト君みたいな男がいたが、サイトーは覚醒後まず目が合ったその男に目をつけて、そこからナッシュを芋づる式に捕まえたのではないだろうか。
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