【モルの出現】- 「インセプション」のストーリーを徹底解説!:映画「インセプション[INCEPTION]」徹底解説サイト

「インセプション」のストーリーを徹底解説!
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【モルの出現】- インセプション徹底解説

サイトーへエクストラクションをかけるミッションの最中に、コブとアーサーの前に現れる、コブの死んだ妻、モル。

彼女はコブの潜在意識が投影された、いわば幻影。


今回、モルがサイトーにエクストラクションのことも、ここが夢であることも喋ったことにより、アーサーは捕まり、金庫前へと忍び込んだコブも窮地に立たされる。 もっとも今回はサイトーはエクストラクションは承知の上だったので、モルがいようが居まいが結果は同じだったと思われる。


アーサーはこの夢でモルから足を撃ち抜かれ、その上覚醒するために相棒に額を打ち抜かれている。

彼はこのモルがコブの潜在意識の投影であることを知っているので、相棒を心配すると同時に、モルが出現することに危険性を感じている。


モルがコブの仕事の邪魔をするのは、コブが彼女の死に対して強い罪悪感を感じていることに起因している。 こういう事をされても仕方がない。 そういった彼の心理が映し出されたモルの行動につながっていると思われる。


結局、モルの出現により、ドリーマーのアーサーが死に、この夢の層は崩壊し始める。 サイトーは崩壊した建物の瓦礫によって圧死することで上の層に戻り、コブは上の層のナッシュがキックすることで戻る。 モルが出現したのはこの層のみで、ひとつ上の暴動の街の部屋には現れていない。


疑問なのは、コブはいよいよ戻らなければならない際には、自殺して1つ上の層に自らの意志で戻るはずである。 それが戻ってこないということは、コブは自らの意志でまだ下に留まっていると考えるのが普通ではないだろうか? あの状況で、アーサーがキックの支持を出した根拠は何なのであろうか? 序盤でキックのやり方を観客に見せるため、という製作サイドの都合だろうか。


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